私たち夫婦、世界の結構色々な場所に長期滞在してきたので海外生活には慣れているわけですけど、ザンジバルの生活はこれまでと全然違います。なにが違うって、まずねスーパーマーケットがないの。
一応スーパー的な商店はあるけど、あくまで日持ちする食品(缶詰とかパスタとかね)や日用品(トイレットペーパーとか)を買うための場所で新鮮な野菜、肉、魚はマーケットか道端の商店で買うしかないのです。
うちの近所で徒歩圏内にあるのは、道端の簡易八百屋のみ。
売ってる野菜は基本いつもおなじで、ジャガイモ、にんじん、トマト、オクラ、たまねぎ、にんにく、しょうが、緑のパプリカ、なす、あとバナナ。それにくわえてアボカドやきゃべつ、ちょっと苦味のあるほうれん草みたいな緑の野菜が置いてあることもあります。
市場に行くともうちょっと種類は増えるけど、それでも種類はかなり限定されている感じ。
果物は色々あるわけじゃないけど、どれもそこらへんで採れるものなのでおいしいです。バナナとか庭に普通に生えてるしね。
魚は朝一番で市場にいくか、近所の漁師が自転車で移動販売しているものを買うか。
たまにこれは食べちゃだめなんじゃない?と思うくらい大きな魚もいて、びっくりしますけど鮮度はよくて値段も安いです。
お肉は、実はまだ買ったことない!
市場の牛肉屋はこんな感じで難易度高すぎだし、鶏肉はうちの近所ではその辺をうろついているまだ羽のついてる「ローカルチキン」をまるまる1羽買うってのが定番らしい。だから鶏の首を持って歩いているレディもたまに見かけます。
もう家でむりやり肉食べなくてもいいかもと思ってます。
幸いイタリア人がたくさん住んでいるからか、生ハムやらベーコンやらの輸入ものの加工肉が買えるのでそこまで困ってないですしね。
知人のイタリア人は、肉食で有名なモシやアルーシャから新鮮な肉を注文して、パイロットの友達にそっち方面に飛ぶときに運んできてもらってるみたい。
おもしろいのは私1人で買い物にいくと、ほぼローカルプライスで買い物できるのに夫がついてくると値段があがること!
白人イコール金持ちだと思ってるみたいで、なかなか手強い。
アジア人はお金にシビアな中国系が主なのであまりふっかけてこないみたい。
うちの近所にはレストランはなくって、徒歩圏内で買えるものといったらポテトフライとチキンの炭焼きくらい。
チキンはもちろんその辺をうろちょろしている鶏を捌いたものなので、オーガニック100パーセント。
まあおいしくないわけないですよね。
ストーンタウンまで行くと外国人向けのレストランがたくさんあるのだけど、車に乗って食事に行くって私たちには面倒で最近は足が遠のいてます。
今は特に雨季だから冠水している道路も多いですしね。
それでも用事でストーンタウンに行くときに必ず寄るのがこのLukmaanっていうレストラン。
ランチ時なんてものすごく混んでるんですけど、ローカルフードを安くおいしく食べるならここです。
モシの友人宅でも思いましたが、タンザニアの家庭料理ってのはやさしい味の煮込み系が多くて、付け合せはたいていライスなので日本人の口にあってる気がします。
それに土壌がいいのか、農薬を使うお金がないからなのか、種類は乏しいけども野菜や果物がすごくおいしい!
特にじゃがいもなんて、ドイツで食べるより全然おいしいし。
そんなわけでザンジバルの食生活、ないものは多くとも今のところなかなか満足しています。
ただひとつ不満を言うなら、ここ数日停電が多くて電気コンロの我が家では料理ができない時も多いということかな。
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