シェフシャウエンにのんびり7泊したあとに向かったのはフェズ。
シェフシャウエンからはCTMっていう国営バス会社のバスが日に数本出ています。イスラムの祝日の前だったからチケットは四日前にとった時点でほぼ売り切れ状態でした。バスステーションでもチケットを持ってないバックパッカーに数人会いましたが、結局空きがないので乗れてなかったです。
シェフシャウエンの街にバスチケットを扱っているエージェントがあるのでそこで事前に買うことをお勧めします。メインゲートでてすぐの坂道を登ったところにあるこのお店です。
バスは冷房付きの至って普通の観光バスでした。
羊ってトランクに2頭も入るのね。
バスは途中の街で2回ストップと30分休憩をはさんで4時間半くらいでフェズのバスステーションに到着。結構揺れるのでバス酔いしやすい人は酔い止め飲んだほうがいいかも。
フェズはシェフシャウエンより随分暑くて、乾燥もひどい。砂漠の国にやってきたんだなって実感できます。
メディナをうろうろしていると、なめし皮の職人地域に案内してくれるという男の子に遭遇。1度は見ておくかとついて行ったら、革製品の販売所でした。こうやって順々に皮に色をつけていくみたい。この白いのはとの糞だそうで、強烈な匂いが漂ってました。どうやってこんなに集めるのか知りたいような知りたくないような。
その後はお決まりの商品紹介もあったけど、特に何も欲しくないって言ったらあっさり引き下がってびっくり。モロッコはあんまりしつこくないのね。
フェズのメディナは確かに広くて迷路みたいなところだけど、ゴミで汚いし雑然とした建物ばかりで特にワクワクするような場所ではない感じ。シェフシャウエンはモロッコでも特別な場所だと聞いていたけど、人はよく聞くほどうざくなくむしろ親切だけど、モロッコって本来こんな感じなんだろう。
ちょっと気を引き締めていこうと言ってた矢先に、この日の夜に食べたサンドウィッチに夫が見事にあたってしまい翌日からダウン。ひき肉が入ってて、私は肉の部分を抜いて食べたのでちょっとお腹痛いくらいにの被害しかなかったですが、夫は相当苦しそう。
とりあえず宿を新市街の駅のとなりにあるきれいなホテルに移動。
私たちはあんまり過酷な旅はしてないので滅多に体調不良になりませんけど、どちらかが具合が悪くなったら中級ホテル以上に移動ってルールをずっと守ってます。高いって言っても1泊40ユーロくらいだし、具合が悪い時に薄暗い部屋にいると良くなるものも良くならないですしね。今回はホテルの敷地がかなり広いので羊たちの恨めしそうな鳴き声が聞こえないのがいい。犠牲祭って体調不良の時に重なると結構きついものがあると思う。
おかげで夫の体調も1日で回復!よかったよかった。
夫がダウン中、1人でカルフールに買い物に行ったりしたんですが、女1人でうろうろするとモロッコは結構うざいかもと気付きました。
女性1人でこういう国を旅している人、本当に尊敬します。