虫刺されだらけの状態でアデレードからアリススプリングスへ移動の日です。1泊150ドルのホテル暮らし(って1泊しかしてないけど)があまりに快適で出発したくなかったけどしょうがないです。
今回は大陸を縦断している鉄道「The Ghan」です。名前は違えどもレッドクラスの座席は全くおんなじものでしたが、初の最前席。足元広々だけどトイレが目の前にあるのであんまりありがたくない席です。
レッドクラスの座席席ですが、前にも書いたようにスペースとリクライニングはビジネスクラス並みなんですけど、足の置き場がなくて結構困るんです。マレーシアの3列高級バスのようにフットレストが付いていればといつも思っていたんですけど、今回はツワモノを発見。後ろの席の日本人の男の子、ビールの空ケースを持参してひっくり返してタオルを乗せてフットレストにしてました。
飛行機のエコノミー席とか、バスとか電車とかの長距離の旅用に、折りたたみ式のフットレストを開発したら結構売れると思うのだけどどうでしょう?
さて列車はオンタイムで出発。車窓は相変わらず代わり映えなしですが、私達夫婦は1人でぼーーーーーーーっとする時間が大好物なので無問題です。
今回も食料持参しましたが、なんかあったかいものが食べたかったので夕飯は食堂車を利用しました。
チキングリーンカレー
これで1人13ドルだったかな。味は言われるほど悪くなかったです。
あとはひたすらぼーーーーーーーーー、です。
夜はあんまり眠れなかったんですけど、朝日がきれいだったのでよし。
調子づいて朝食も食堂車で。
これはちょっと重すぎた。朝からこんなに食べれないよ。
で到着した砂漠の町アリススプリングス。
信じられないほど暑かった。
この日の気温はなんと41度!
オーブンの中にいるような感じで、空気もめちゃくちゃ乾燥しています。
できれば外を出歩きたくないけれど、翌日から3日間のツアーに出るのでその準備の買い物のために徒歩10分のところにある町の中心地へ。
こんな暑い日に外を歩いているのはアボリジニとバックパッカーのみです。
アリススプリングスはシドニーやメルボルンではめったにみかけなかったアボリジニがたくさんいます。町に暮らしているアボリジニの大半はアルコール問題を抱えていて、本当朝から晩まで飲んだくれてます。町の規模の割にバーやリカーショップの数がやけに多い。
ベルリンに暮らしていたので酔っ払いには慣れてますけど、小さい町でこれだけのアルコール問題を抱えた人々がいると雰囲気が悪くなるものなのですね。アボリジニのアートとか観光に使えそうな彼らの文化は積極的に利用しているんだから、オーストラリアはもっと本気でこの問題に取り組むべきです。