メルボルンって大都会なんですけど、St.Kildaという海沿いの地域には野生のペンギンの巣があると聞いて散歩がてら行ってきました。特に狙っていったわけじゃないのですけど、この日はフェスティバルだったらしく車は通行止め。
ものすごい人ごみです!なんかオーストラリアって、夏のベルリンみたいにイベントづくしなんですね。気候も、地理的な条件も全然違うベルリンとメルボルンですけど、たくさん共通点があって面白いです。宿のそばのチャペルストリート付近なんて、雰囲気がPrenzlauer Bergにそっくりでちょっとベルリンが懐かしくなるくらい。世界各国、若者に愛される都市というのは似たところがあるのかもしれないですね。
ただ大きな違いは、こういうイベントにつき物の飲酒が禁止されていること!ドイツならこういう時はものすごい量のビールが消費されるのですけど、ここでは通りに面したバーやレストランに入って飲む以外はアルコール禁止。
好きなときに好きなだけビールを飲めるけど夏でも寒い日がたくさんある国と、いつもいいお天気なのにいつでもどこでも飲めるわけではない国。なんかうまくいかないものですね。
ストリートパフォーマーの中に日本人が数人いました。私はこういうヒッピーな日本人がいるってことを知らなかったんですけど、この旅にでてから路上でパフォーマンスしながら世界を回っている日本人によく会います。この2人はビートボックスでかなり荒稼ぎしてました。すっごい上手だったのでもしや有名な人なのかもしれないです。芸は身を助けるじゃないですけど、こういう器用なことができると何年でも放浪できそうですよね。
で、本命の野生ペンギンはピアの一番端っこにひっそり暮らしていました。
親の帰りを待っている赤ちゃんペンギンたちなのでよーくみないと見つからないのですけど、動きがぎこちなくて愛くるしい。
向こう側にはスカイラインが広がっている大都会なのに、こんなかわいいのが町のはずれにちょこんと暮らしているなんて、メルボルンますます気に入りました。